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リドルストーリー

真の読書法とは何か。答えは簡単である。気分が向けば、書を手にとってこれを読む

ども FUMIです^^

いわゆる理系と呼ばれる分野に身を置くFUMIですが
意外なことに読書(ちゃんとした活字ね)が好きだったりします∵ゞ(≧ε≦; )

特にジャンルにこだわりは無く色んな物を読んでいますが
皆さんはリドルストーリーと言う手法を御存知でしょうか??

普通、物語と言うものは最後まで読んでいけば結末を迎えることが出来ますが
このリドルストーリーは結末が書いて無いんですヘ(゜Д、゜)ノ

つまり「結末は皆さんで勝手に考えてください」と言う
無責任想像力を必要とする手法で
初めて読んだ時は「何だかな~(;¬_¬)」と思いましたが
逆に考えると途中盛り上げるだけ盛り上げて最後に落とされると言う心配が無く
自分の思い通りの結末を迎えることが出来る
何とも素晴らしい手法と言うことに気が付きました(ノ ̄∇ ̄)ノ

簡単な物を紹介しますので興味のある方は読んでみてください・・・と思ったFUMIに是非一票
お陰様で1位ですm(__)m→ブログランキングネット大学生部門



ではでは物語の紹介です(〃^∇^)o_彡☆

昔々、ある国の野蛮な王様は壮大な円型闘技場を作りました。

命令に違反した容疑者はそこへひきだされ
闘技場には、二つのドアがあり容疑者はそのどちらかの扉を開けなければならない。
扉の奥には、 その国でもっとも狂暴なトラとその国で最も美しい娘が隠れている。  

虎の扉を開けた容疑者はもちろん殺されてしまい
美女の扉を開けたものは、その瞬間に罪を許され彼女を花嫁に迎えることになる。

――それが王様のユニークな裁判のやり方だった。

王様には目に入れても痛くないほど溺愛している一人娘がいたが
彼女はあろうことか身分の低い若者と恋に落ち二人は王様の目を盗んで密会を重ねていたが
とうとう王様にバレてしまい若者は闘技場にひきだされることになった。

そして、裁判の当日――闘技場は超満員となった。
観客はもちろん誰一人として、どちらの扉の奥に虎が潜んでいるのか知らされていない。

しかし、王女はそれを知っていた。彼女は半狂乱になって、その秘密を手に入れたのである。
王女は恐ろしい虎と美しい娘の両方を前もって見ることが出来た。
あの残忍そうな飢えた虎が、愛する若者を頭から噛み砕く光景を想像すると
王女は失神しそうになる。

しかし一方、あの自分よりはるかに美しい娘が若者と一緒になることを想像すると
嫉妬で気が狂いそうになる。
血の激しさを父親から受け継いだ王女は
手に入れた秘密を若者に教えてやるべきかどうか、迷いに迷った。

そして、ついに決断した。
闘技場に引きずり出された若者が、燃えるような目を自分に向けたとき
王女は密かな手の動きでその秘密を若者に伝えたのだった。

王女が若者に教えたのははたして美しい娘の隠れている扉だったのだろうか。
それとも、凶暴な虎の潜んでいる扉だったのだろうか。
                                    
                                       ――Fin――

さて・・・皆さんが下した決断はどちらでしょうか???

  by g-baka | 2005-08-30 21:07

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